そろそろ書かないと記憶から辛かったところなどが欠落していきそうなので前日ライド編の前にこの投稿を書いているから前日ライドとかグルメ関係は後からリリースされるだろう。
前回はコチラ
当日朝
歳のせいなのかメンバー二人がまだ夢の中にいる朝5時、一人覚めてしまったので水を飲み二度寝…はできなかったので静かにTwitterにいそしんでいた。
6時ごろ、一人また一人と目覚めて予定通り行動開始。
前日セコマで調達したパスタなどをワールドツアー選手の気分になって各自パクつき栄養補給もばっちり。
このチーム、Android端末の電池がなくなったら死んでしまう人しかいないが、1人2個以上のガジェット類もばっちり充電済なので忘れ物チェックをヨシッと決めてバネットバンのアクセルを踏みぬいきいざ会場へ。
会場横の駐車場はいっぱいだったので誘導されて駐車したのがなぜか関係者ゾーン…いいのか?今になって思えばバネットバンというゴリゴリの商用車だったから案内のおじさん関係者と思ったのかな?
時計を見るとスタートまであまり時間が無いので各自ドタバタと自転車を組み立て補給をバッグにねじ込みバイク用のゼッケンを…これどう付けたら正解なんや?
ハンドルマウントしたカメラに絶妙にかぶるので各自工夫して設置した結果ゼッケン番号がわかんない状態になる。
ちなみに私はフロントバッグにタイラップで固定してこんな感じになった。
会場で準備完了したらサイスポに「流行りに乗れずいにしえのリムブレーキバイクで参加するオタク」として取材してもらおうと前日ニチャつきながら話していたのだが、なんやかんやしてたらスタート3分前位でこの機会は逃すことになった。
さてここで#1の場面に戻るわけだが、間延びしたスタートの合図が鳴り参加者が一斉に…スタートしない!というかスタートはどこ?
参加者の自転車はみな違う方向を向いており、だれもどこからスタートするのか全然わかっていないのであった。
おそらくスタッフに促されたであろう一番大きな出入り口付近の人達がゾロゾロと会場を後にし、左折、そして登っていくのだが「そっちじゃないぞー」という声が聞こえ、スタート即全員コースミスという「お前らワザとか?」みたいなコントが発生。
事前配布のコースを見ておかしいと思っていた人もいたようだが集団心理とは恐ろしい。私は金魚のフンのように前の人について行ってもちろんミスコース。
ノロノロとUターンして会場を下りパレード走行的に最初のグラベルに向けて舗装路を進んでゆく。
前日ライドでも気になったが厳しい冬を超えるためか路面がやや荒々しところがあるので太いタイヤがうれしいよね。
パレード中、あたりを見渡すと参加者それぞれのスタイルがバイクに、装備に現れていて観察するだけでも実に楽しい。
とはいえディスクブレーキ車両が圧倒的に多いので自分と同じくリムブレーキで参加している人を見かけると粘着質な笑みを浮かべてつい「ンフフ、リムブレーキイイでござるよね」なんて話しかけてしまったのだった。
今更ながらコースを見てみると舗装路登ってグラベル降りて、グラベル登ってグラベル降りてみたいなのが延々続くわけだで、1本目からしっかり登らないとグラベルにありつけない。
1本目から混雑に巻き込まれず気持ちよく下るために最初の登りはじめから先頭に出る動きを見せるチーム員に続くと三船さんを含む明らかに強そうなメンツがゴリゴリ山を登っている後ろ姿が…
ちなみにこの登りの途中、ゲンから「合うギアがねぇ」というこの後ずっと苦しめられることになる発言を頂戴した。詳しくは彼のブログで読んでみてほしい。
ヒーヒー言いながらなんとか先頭の背中が見えるところくらいで1本目に突入
私は1本目は抑え目に走ることにしていたので軽快に千切れてしばし単独で下る。
前日ライドはしたけど、当日朝は体が硬くなりがちなので自分の具合を確かめるためにもこういうのは大事だと思っている。ビビりですし、怪我無く帰らないといけないしね。
ちなみに先頭グループは1本目入ってすぐ何かにはじき飛ばされたようにカッとんで土煙の彼方へ消えてその後見かけることは無かった。
さて、1本目が終わるとすぐさま舗装路を登り2本目へ入り徐々にスピードも上げてゆく(つもり)
同じように終わると登って3本目に行くのだが、個人的にはココが一番スピードが出て楽しかったんじゃないかと思う。
高速でもダブルトラックの真ん中の盛り上がりや、わずかにある轍なんかにタイヤをひっかけるとバイクが結構曲がってくれる。
タイムラプスしか撮ってないがぜひ見てほしい。
Niseko Gravel 2022 Autumn ride Gravel sector#3 - YouTube
これが本当に求めていたものだった…
CP#1せせらぎ公園
3つ下って既にテンションぶちあがっている状態で最初の関所へ到着。
「メロン何個食べれるかな?先頭が食いすぎて無かったらどーしよ」なーんて心配していったのだが…
先頭集団はココには立ち寄っていないのか?
いや、入口でゼッケン番号を読み上げられて通過したことの確認を取っているから絶対来てるはずなんだが滞在しなかったのか?メロンは要らないの?うそでしょ?
バイクを投げ捨て駆け寄ると「メロンは食べ放題よ」とスタッフから聞いて安堵とともに1つ2つとかぶりつく。
この日は朝から結構気温が高くここまでの登りで水分が失われがちだったので潤うし何より美味い。
しかもメロンが食えるのはこのエイドだけ‼ ありがとうメロン農家さん
無限に提供できるようスタッフタープの周りにはメロンが何十個も積まれていた。
メンバーもメロンを食い、各自命の源SNSタイムやブログ用の素材を撮影しつつ小休止。
再スタートするとしばし登ってエクストラロングコース用のループへ入る。
普段は入れない私有地を含んでいるようだがどうやってコース見つけたんだろうか?
地主さんのプライベートグラベルコースなのだろうか…
このグラベルに入るあたりで北海道ローカルライダーの方々とパックになって走ることになった。
下りが抜群にうまくて機材差以上の技量を感じるのだが、聞けばCJでバリバリXCやってらっしゃる方々で納得。タイヤがグラベルキング無印でもSSでもコントロール下においててすごくすごかった。
そしてこの区間は登りもグラベルでしかもみんな良いペースで登るもんだから徐々に無言になっていったのはちょっと面白かったが「緩める?」みたいな発言が一切出なかったのはみんな競技勢だったからなのだろう。習慣って恐ろしい。
下りはご多分に漏れずキモチイイ~が続くのだが、終盤は舗装が割れて自然に還りかけていくところが段差になっていたりしてライン選びにちょっと気を使ったけどスピードが出てキモチイイのでオッケーです。
CP#3 道の駅 らんこし・ふるさとの丘
2つの余分な、極上のグラベルループを抜け、しばし舗装路を登ると第二の関所へ到着。結構登ったし気温も上がってきたので若干オーバーヒート気味。
各自ランコシカタイアイス食ったりソフトクリーム食ったりして休憩。
アイスと同じ売店ですくみず氏が買ったプチトマト、これがめちゃくちゃうまかった。
エイドでもらう補給食も美味いんだが、手持ちと合わせて甘味ばっかりになりがちなので酸味と旨味がいい味変になった。
補給食も飽きが来ないようにいろんな味があるとうれしい。ジンギスカンキャラメルとかいう地雷お土産こそ補給食にピッタリなんではないだろうか?だれか試してみてください。
少し長めの休憩を終え走りだそうとしていると見知った顔がCPに入ってくる
Radio Ruedaでお馴染みのオッチーさんや、ギョさん達のパックも到着のようだ。
立ち話してるとみんなとにかく楽しそうで函館の夜景もかすみそうな百万ドルの笑顔。ほかの参加者もチーム内外でサドルトークに花を咲かせているこのイベント、雰囲気がとにかく心地よかった。
これでコースの半分弱くらいなんだが、すでに結構な長さになってきたので前後編にすることにたった今決定した。
後編をまて!