この記事を書いている現在時刻は5月6日朝7時(ドイツ時刻)。
独滞在初日のレポ
飛行機の中でハンバーガーを作った後、無事にフランクフルト国際空港に到着。
入国審査は滞り無く進んだのですが、荷物検査のところで止められて同僚や上司への土産に持ってきた大量のかりんとうを見つけられてめっちゃ問い詰められました。
「コレは何だ?」
「コレはKARINTOだ」
「なにそれ」
「日本のお菓子だ」
「チョコか?」
「さとうとサツマイモで出来てる」
「甘いの?」
「甘くてサクサクしてる」
「なるほど、何でこんなにあるの?」
「同僚たちへの土産だ」
「ふむ、OK.行っていいよ」
というやりとりをして無事入国
スターバックスにいるという後輩を見つけて最初の滞在地であるケルンへの移動を開始します。
使うのは独の新幹線ことICE
チケットは日本にいてもHPから購入ができ、印刷して持っていけばOKです。
さっそく乗車ですが、こっちは改札とか無いんですね。印刷したチケット持ってそのまま電車に乗れたのでこれでいいのかと不安になりました。あと日曜夕方ということもあって結構混んでましたね。
まず驚いたのが日本の新幹線とはシステムが全然違います。
座席は3種類
1列4席の通常座席
1列4席が対面になり間に机がある座席
コチラは1車両に机2つ分
個室
3人対面席の間に机がひとつ
1車両に机2つ分
そして座席は基本どの車両もすべて自由席です。
指定席を取ると自由席の中から座席が選ばれるわけです。
もちろん上記3種類どれがいいか選べます。
さて、自分の席を探しているとも3つ目の個室で、背の高いにーちゃんが僕の席に座っててどいてもらうのに少し苦労しました。
酒飲み時の適当英語以外できないのが辛すぎる。
I think this is my seat? くらいでいいらしいというのは後で知りました。
電車に乗ったら一時間ほどテーブル付きの個室部屋に六人知らない人とすし詰めで過ごします。
定刻通り着かないというマイトガイン的にはあり得ない運行なので寝るのはご法度。窓の外を眺めてアナウンスに耳を澄ませるワタシ。
外の風景は空港から離れるとすぐ埼玉の北の方くらいの感じに…
新幹線で本庄早稲田のあたりを走った時に類似してる集落の間隔と畑
あれ?帰ってきたのか?
なーんて思ってたら小一時間でケルンに到着。
駅は歴史を感じるような鉄骨造り。
樹脂板が貼ってあり太陽の光が入るようになっているのでしっかりした作りなのに窮屈さは感じませんでした。
と耽っていたら・・・寒い
出発前は暖かいよとか言われてたけど全然寒いがな!すぐさまセーターを引きずり出し羽織ってホテルへ避難するため駅を出…で、でたああああああ
クリスチャンじゃないけどこれは凄い。
重厚ないでたちに繊細な装飾
夕日に照らされて強烈な存在感を放っています。それがしかも駅の目の前に。
日本で言うと京都駅の目の前に清水寺あるみたいな感覚。
階段登れば即大聖堂。駅前の牛丼屋並にアクセスがいい。
うーむ。しゅごい
そして、大聖堂に続く階段には沢山の人が座って喋ったり本読んだりそれぞれの時間を過ごしてる。地べたに座るとみっともないとかいうツマラン考えが無いんですかね。わたし、そういうの大好きです。
あとはサッカーの試合があったのかユニフォーム着た集団がご機嫌で歌ったり騒いだりしてるのでどうやら今日は地元チームが勝ったのかな?ドイツ人は真面目でむっつりしてると思っていましたがそんなのは思い込みで楽しけりゃ騒いで歌うのはどこにいても一緒ですね。
そうこう観察してるうちにホテルに到着。チェックインしてるとボーイさんから僕らを探してる人が来たと言われてよく聞くとどうもドイツ人の上司のようだ。「飯に連れてくからホテルについたら連絡しろ」との伝言。
電話を入れて荷物を置いた後直ぐに合流すると地元の料理を食わせてくれるとのことでレストランへ
ケルシュビールと豚の血のソーセージを進められるままにオーダーしました。
残念ながらちょっとマナーを考えて写真は撮りませんでした。
く、悔しいが仕方ない。
さて、この豚の血を詰めたソーセージ、私はミスター味っ子で存在は知ってたけどようやく食える日が来たか!
嬉しい事を伝えながらかぶりつくとフム、これは独特な味だな。少し強みの塩気は血中の塩分もあるからなのかな?結構柔らかくてポロっと解せます。
が、口に入れるとしっとりペーストのようなイメージ。
血の匂いはハーブでうまく消されてはいますが、この独特な風味に好き嫌いが出そうですね。
僕はありです。
付け合せのゆでた芋がかなりヘビーなのでこれからまだ二週間あるしと抑えめにして夕食は終わり。
その後はケルンの街を少し歩いてライン川にかかる大きな橋まで歩いて軽く観光。
地元だという上司があれこれと歴史を解説してくれたので街の成り立ちとか知ることができたので短時間でも楽しめました。
商店やレストランが連なる町は大聖堂を中心に広がっており、川沿は公園になってましたが寒いのでさすがに人はおらず。
一方で、昔は市場が開かれていたという駅から南西に300mくらいのところにある広場には人がパラパラとオープンカフェでお酒飲みながら歌ってるのが見えました。多分サッカーファンでしょう。
ライン川にかかる鉄道橋についてるフェンスには大量の鍵があってどうやら恋人御用達のリア充スポットのようですね。
(うまく撮れてなかった…)
上司に明日からの予定を聞いてサヨナラ
移動の疲れもあってかホテルに帰ったあと流れるようにベットに突き刺さり爆睡しました。
初日はこれておしまいです。