#1はこちら
https://sakimotopro.hatenablog.com/entry/2023/10/25/000819
「えー?でっか…うわぁこれは…」
いきなりT先生の口から感嘆の声…ではないが割と驚いているようだった。
診断結果は内痔核。そう、いわゆるいぼ痔。
英語でいうとinternal hemorrhoids
イタリア語ならemorroidi interne
大小合わせてなんと4つ…イタリア語だとquattro(クアットロ)
僕がグイード・ミスタだったらその場で1つピストルズで吹き飛ばしてたろうな
「あのね、5段階評価をするとね、4から上は即手術。普通の人は2か3でおかしいな〜って思うの。skpさんは限りなく5寄りの4!来るのが遅い!直ぐにでもオペしたいけどなんにも持ってきてないんでしょ?」
(ここでも4かよ!いっそ5にしてくれ)
「はい…普段着に財布だけ持って自転車乗ってきました…」
「自転車!?サドルにこんなでっかいの当たっててなんとも思わないの?」
「はぁ…乗るときは押されて中にへっこんでるとおもうんですが」
「そんなわけ無いでしょ!出っぱなし!取り敢えず今日は効かないと思うけど一番強い薬出すから!帰りに検査の予約していって。ついでに奥に腫瘍が無いかみるから。帰りはたち漕ぎね」
と初診終了。
大腸検査の予約をし、処方箋を握りしめて薬局に飛び込んだら錠剤と徳用詰替え用液体洗剤みたいなサイズの透明パックを渡された。これは下剤らしい。
私には錠剤は効かないけど一番強い薬…
でかいパックは大腸検査の前にガブ飲みせねばならない下剤を作るためらしいが…多くね?上から?したから?どっちからいれるの?
帰路の足取りは何故か軽かった。
症状が想像以上に重かったことにそれなりにショックは受けたが、手術で治るようだし大腸検査と肛門のオペという未体験アクティビティチャンスが訪れたことで何故か心は高揚していたのだ。
ナナナナ〜、ナナナナ〜
何事もチャレンジ!俺いぼ痔!
帰宅して妻に嬉々として症状と未体験アクティビティに挑戦する事、検査で1日、手術と術後経過で4日ほど入院する旨伝えたところ、少年の目をした僕にクソデカため息をぶつけてくれた。
ありがとうございました。
続きます。