今更書くことでもないんだが、思い出をアウトプットしたくなったのでここに書き記す。
あれは確か2020年春、コロナ禍が国内で騒ぎだされた頃だった。
かなり長いこと放置していた尻周辺の違和感をいい加減に何とかするかと重たい腰を上げて近所の病院に行くことにした。
当時はまだ完全な外出制限なんかはなかったんや。
尻周辺の違和感のことをもう少し説明しておこう。
平たく言うと肛門がおかしいことになっていた。
何かおできの様なものが知らぬ間に穴の周辺に鎮座していた。
DIO様、何もこんなところに肉の芽を植え付けなくてもいいじゃないか…
存在自体は2018年頃から多分あったと思うのだが、まさか肉の芽を植え付けられていると夢にも思わなかった、思いたくなかったので見て見ぬ振りをしてきたが何時しかそれは成長しそれが肉の芽ではなく「女帝」であることに気が付いた。
そしてエンプレスは動きこそしないが時間とともにでかくなってた。
恥ずかしい話だが2019年の年末あたりから排便を終えるとエンプレスは穴の中から\コンニチワ/してしばらく外に滞在していたのだ。
違和感を感じてからずっと放置し続けたエンプレスはさらに成長を続け常時存在感を示すようになり私はなんだかイケナイ気持ちになってきて不安が時折尻から顔をのぞかせるようになった。
冒頭に戻り病院、つまり肛門科の門を叩くことになったのである。
近所でも評判らしく、後で知ったが偶然にも友人も同じ病院の世話になっていた。
さて、初診の問診票を終えていざ尻を合法的に他人に見せることになり、幾ばくかの好奇心が刺激されていた。
Dr.Tの診察室に入り、ベットの上に横わたる。
尻を突き出し横を向くように指示される。天井から見下ろすとエガちゃんのガッペポーズの様だったかもしれない。
海を割るように開かれた割れ目に光が差し込む。
神は言われた「どうしてこうなるまで放っておいた。」
第一の日である。
続く