どうも私です。やってきましたDay3
ホンマに仕事しに来たんかいというほどに既に2日間楽しんでいる。
Day2はこちら
3日目はなんと公式プログラムの中に観光付きの夕食が…弊社…
何処に行くのかこっちに来るまで開示が無かったのでアレンジャーを問い詰めたら…
ついに【アテナイのアクロポリス】キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
説明しよう!アクロポリスとは古代ギリシャの都市国家ポリスのシンボルたる小高い丘にある建物群のことである。
これでは全くわからないと思うので脳内にギリシャといえば?と聞かれたら脳裏に浮かぶ石の神殿を思い浮かべてくれたまへ。
そう、それです。
映画300続編の冒頭を見てもらうとわかりが早いがアテネのアクロポリスはペルシア戦争のときに木製の建物は一回ガッツリ燃やされてその後今に残る石造りで再建されたそうな。
アテネ市内にやってくると少し開けた場所か建物の上からならどこからでも見えるまさに街のシンボル。ランドマークの代表格というべき存在感。これと勝負できるのはピラミッドくらいでは?
ホテルから見たがこれより高い建物はアテネには見当たらない。
ホテルを出るまで会議の話があまり耳に入ってこなかったような気もするが、バスに飛び乗りいざアクロポリスへGo‼
道行く車のワイルド窓修理オッケー👌
近づくにつれて思ってた以上にでかい丘の上に立っているのがわかる。
真下に来たらもう見上げるしかないんだもんよ。
神様住んでますと言われてもさもありなん。
しっかし古代の民よ、あんたらどないして上まで石運んだん?
驚いている間に駐車場についた。
トイレするなら駐車場で絶対に膀胱枯れ果てるまでしておこう。
これより上にはトイレ無いと言ってもいい。一応あったけど水が無くて使えなかった…
今回のツアーではガイドがいたのでお話をかいつまみながらいくゾ~
駐車場から階段を上って入口まで登っていくのだが、ここも石造りなのでこの日みたいに小雨がぱらついてるととても滑る。
サンダルやハイヒールで来るのは非常にお勧めできない。
エントランスは飛行機搭乗ゲートみたいにチケット(20€)のQRコードを読み込ませるタイプ。
入っていきなり頂上の神殿ではなく、周りにはいろいろある。道なりに進むと右手に見えてくるのが
Odeon of Herodes Atticus (ヘロディス・アッティコス音楽堂)
今はオープンスタイルのスタジアムだが、昔は木の屋根がついてたらしくしっかり音が響く設計だとか。脳内になぜかペガサス幻想が流れたが多分この曲は流されたことない。サイリウムもなかったろうが音楽は昔の娯楽の代表格、さぞ盛り上がったことだろう(ウォウォウイェイェイ♬)
そしてさらに上っていくとプロピュライア(Propylaea)
正門ですね。
ガイド曰く今ある門はオリジナルのものではなく、これも再建されたものらしい。入場は許可制で門戸は狭かった模様。あとは生贄なんかを運ぶために作られたとか言っていたような。階段や通路以外のところをよじ登ってショートカットしようとすると警備員がピューッと笛を吹いてくれるのでやめておこう。
振り返るとアテネの街と遠くに港が見える。
港町Peiraieúsは古代から海運拠点、海軍基地として栄えてきた。
サラミス海戦の直前とか三段櫂船とかたくさん停泊してたんだろうな…
埼玉にもこういう海が欲しいものだ。
ちなみに手前の山の上にあるのは昔の富豪のお墓らしい。
門の壁…剃刀一枚入らない精密さ。テトリスなら全部消えてる。
できたばかりの時はさぞすべすべして気持ちの良い手触りだったんだろう
空いた穴の修繕が雑なのもポイントが高い
プロピュライアを抜けると一気に空が広がり右手についにパルテノン神殿が見えた。
今は観光地で騒がしいはずなのに山の上にあるでかい神社に来た時のような荘厳さに急に静けさを感じた。
修繕作業中なのでクレーンなんかもあるがそんなのどうでもいい。
すごくでかい石の神殿がそこにあった。シビれる…
新築のころが見たかった。(アサシンクリードで再現されてるらしい)
修繕作業中の柱を見ると円柱状の石を積んでから削っていくようだ。
積んだ後で削るのミスったらしばらく寝れない日が続きそう
達磨落とし状態の柱もあったがこれどうすんのかな?
絶対押したらあかんやつや。押すなよ?いいな?
ガイドの説明では柱間は均等ではなく、屋根の重量を支えられるようイイ感じに配置されているらしい。さらに外側に行くほど柱は若干内側に傾斜していて下から見上げた時にきれいな形に見えるようになっている。真正面から見たときに見える縦横比はご存じ黄金比。
さらに柱に使われている石の接合面はイイ感じの加工がされていて滑りにくくなっている。
古代の建築技術高すぎでしょ
残った屋根の隙間には彫刻が…
ほかにもあったのだがそれらは②で行った考古学博物館に飾ってあった。
建屋の復元終わったらここに戻すのだろうか?
もう興奮しすぎて他の物見る余裕なくなりそうだが見るものは無限にある。
こちらは入って左にそびるエレクテイオン神殿
イオニア建築の傑作と言っていたかな。アテナ像が祀られていたが今は無い。
横から中を見たががれきの山でこちらも修繕中。
特筆すべきは手前に見える複数の像。
頭の上に籠を乗せた少女を模した柱
少女というわりに2m以上あってデカい神の従者が全身で屋根を支えてるなんてマッスルな献身。
ほかの部屋へアクセスできないこのスペースはそもそも何のためのものなのだろう
お立ち台?
ちなみにこの柱はレプリカで、本物は1本むしり取られて大英博物館、残りはアテネ市内の博物館に収められているとのこと。そっちも見に行きたかったぜ…
しっかし、英人はほんと何でも持ってくな…大英博物館は盗品の玉手箱やぁ~
こちらは崖の下にあるデュオニソス劇場
ほんまかどうか知らないけどガイド曰く世界最古の劇場らしい。
全てのドラマはここから始まった!とか力説してた。
酒と酩酊の神様の名が冠してあるし一杯やりながら観劇するのも趣があってよさそうね。酩酊して\アテナイ屋‼/とか厄介阪神ファンみたいな声を上げそうな気もするがそれもまたよい(良くない)
修復には近代的な施しをするらしいのでそのうち劇場としての運用がされるんだろうか?ここかヘロディス・アッティコスで水樹奈々のライブとかやんねーかな。ちょっと見たい。
歩き回っているとあちらもこちらも絶賛修復中。その方法を説明する立て看板を読むとそこらに転がっている大小の石のかけらをパズルのようにつなぎ合わせて大まかに元の形を作り、その隙間に合わせて切削した石をはめ込んで元の形に戻していくらしい。
なんて気の遠くなる作業だ…
初日、二日目に行った場所もそうだが、とにかく修繕修繕。
アテネだけの話じゃないが文化財保護保全予算確保のためにも入場料は気前よく払っていきたい。
お気づきの方もいるだろうがパルテノン神殿見てたあたりから雨が上がって空が青くなった。
写真も撮りなおしたりしてるから時系列通りじゃないのは堪忍して
映え~、エモ~
一人でウロウロしまくってたらチームの集合写真にも入りそびれたし、バスに乗り遅れそうにもなったが世界有数の名所に訪れることができたのはこの旅一番インパクトのある経験で間違いないが、時間足りなくて見れない部分もあったし歴史や建築のこともっと学んでからもう一度訪れたい‼
博物館でも思ったが、この手のものを最大限楽しむためには教養が必要なんだな~
オタクが設定とか周辺知識読み込んでから作品もう一度見て「このシーンはですな~、(以下早口)」となるのと似てる。異論は認める。
この後も仲見世通りで土産を調達したり夜はアクロポリスの真下にある隠れ家レストランで食事をしたがもういいだろう。なんならワイン飲みすぎてレストランのことは殆ど覚えていない。
ひとつ言っておきたいのは土産物屋街でミサンガみたいなものを持ってうろついてるニーチャン達は押し売りなので絶対足を止めない、話を聞かないでスルー推奨です。
足を止めたが最後、腕にミサンガ巻かれて取れないから金払えと言われるでしょう。
私?モチロン無視の構えよ
残すところあと二日。毎日15,000歩以上歩いているしがっつり飲んでるしで起きた時辛いけど自腹で来ることを考えたら空き時間はまだまだ観光にぶっこんでいくゾ