少し空いてしまったがDay4
Day3はこちら
この日は仕事の予定が終日びっちり入っていて離れた場所へ史跡巡りに行くのは現実的ではない…が何もしないまま一日終えるのも面白くない。
早朝、前日夜に飲んだウーゾというキッツイ酒の爪痕が残る脳みそで地図とにらめっこ
余談だが今回は空港に置いてあったフリーの市内地図を終日ポケットにねじ込んで行動していた。グーグルマップもいいけど物理地図を見ながらウロウロして描き込んで自分の地図を作るのも悪くない。
地図見たら何があったか結構思い出せるしね。
なにより、電池切れも圏外も関係ないのが一番いい
ここまでの三日間歩き回って見た範囲でなにかやりたいことはないか?
使える時間は昼休みの約1時間でできることを考えたとき、心残りに思っていたことが一つあった。
初日に行ったオリンピックスタジアムは外から見ただけで中に入っていない。
実は3日目にも少し立ち寄ったのだがその時は天気がよく、中のトラックを小学生くらいの子らが走ったり観光客が写真撮ったりしてたのを思い出して(あ、近代オリンピック爆誕の地にランニングGPSログ刻みてぇ!)ということでやること確定。
ホテルからは1.2km、往復2.4km
タクシーは詰まったら終わりなので現地までもランだ。
信号に引っかかっても15-20分位で往復できるだろう。
中に入ってトラックを10分くらい走って少し観光することが可能とみた
午前中の会議をソワソワしながら乗り切り、ランチタイムが予定通り1時間とアナウンスがされた瞬間かばんを引っ掴んで会議室を飛び出す。
自室にかばんを投げ込みそのままロビーへ移動し昼食に向かう同僚達に見つからぬようスルりとホテルを抜け出し、スラックスワイシャツにランシューという姿で駆け出す。
ランチタイムのアテネの街を走った。
走りに行くために走っていた。
天気が抜群に良く、乾いた風が最高の気分だ。
高校の昼休みに学校抜け出したようなワクワク感にニチャリと湿っぽい笑みを浮かべてしまう。
ちょっと凸凹した白いタイルの上を走るとやや怪訝な顔を向ける人もいる。
明らかに走る服装じゃないもんな。
しかも東洋人だしニチャリしてるし
言うてる間に到着したのでチケットを買って…と思ったら目の前でCLOSEの札を置くにーちゃん。
窓をノックしたら札を指差すもんで一瞬絶望したがスマホを少しつついたら開けてくれてセーフ!
入場料を支払いゲートに飛込む
壁のようにそそり立つÙ字型の石造りの観客席に囲まれたトラックは現代的な樹脂チップが敷き詰められていてとても走りやすそうだ。
学校の授業っぽいこともやっていてキッズ達も走ってる。
ということで早速目的通りログ取りランニングを開始。
一周400mのコースを反時計回りに2周。満員の観客席を想像しながら走っていると気分はもうオリンピアン…日の丸持ってくりゃよかった…
何はともあれ刻んだぞ!GPSのビート!
走り終わったら少し時間があったので観客席にも行ってみたが日本の古い家も真っ青の急な階段
この階段は比較的マシな部分で、一番きついところは子供や老人は一人で登り降りするのは厳しい。
写真にあるように座席列には文字が刻まれていたので指定席制度はあったのだろうな。
座面は大理石なのでずっと座ってたらケツが痛くなりそうだ。ドーナツ型クッションを売店に並べれば馬鹿売れだったろう
最上段からの景色はとても良き…幅がそんなにないので投擲系競技は他でやったんだろうか?
高い所ではしゃいでると入場ゲートが見えたので突入
あらぁ〜雰囲気あるじゃない
今はライトアップされているが昔は控室から競技場に続く道は暗く、入場口への明かりに向かって歩くとかいいやん…オタクの好きなシチュエーションですよこれは
もっと奥に行くと展示物や併設の庭園?に続くようだったが残念ながらここでタイムアップ。
建設当時は土のグラウンドだったかな?
慌ててスタジアムを飛び出し来た道を戻るんだが、思いの外時間がない!
頑張った甲斐有り、ホテルに戻ったのは会議再開5分前。
会議室に直行しようかと思ったがロビー横のランチ会場でまだのんびり飯食ってる同僚を見かけたので電光石火でパンと肉を胃に詰め込み汗だくのままオンタイムで着席。
隣の席の人に「(めっちゃ汗かいでるけど)そんなに暑いか?」と聞かれたりしたが「ランチにチリを食べすぎた」と苦し言い訳を唱えつつその後は夜まで仕事に励みましたとさ。