始まりは今年3月、大学の先輩と出張先のインドネシアで会った時に彼がこぼした「自転車始めたいんよね」、そう漏らしたのを私は聞き逃さなかった…
真面目で親切な後輩の私、Allez Sprintを買ってから放置されていたFocus Izalco Proを余りパーツで組上げ、長い海外生活から戻ってきた先輩に速やかに献上
チェーンリングが無かったので怪しい中華楕円をぶっこんでみたけどフロントの変速がバチっときまらない。やっぱり純正!シマノさんは偉大やで
引き渡しから2週間ほど経った今週水曜日の夜、満を持してライドに行きたい連絡が来たのでアテンド引き受ける。
自転車渡す時に当面のアフターケアをしますんで当面の飲み代はヨロシコとお伝えしてしまったのでやるしか無い!
思川沿いのサイクリングロードを通り渡良瀬遊水地に行くど平坦、往復50㎞くらいのコースをご用意。獲得標高1500mくらいのコースは先輩の飛び出した腹を見て速攻でスマホの奥にしまいました。
さて当日、朝バッチリ寝坊して一時間待たせてから現地到着。
知らない間にルコックのジャージとビブを購入してバッチリ決め込んでる先輩。
腹が出てなければマジ完璧。
先輩はふざけたサングラスしか持っていなかったので使ってない私のスポーツサングラスを献上。
さらに先輩の散らかった部屋からバカラのグラスを見つけた私、勝手にVAAMの粉を入れてグビリとキめる。バカラでのむVAAM、脂肪がいつもの1000万倍燃焼しそう
前置きが長くなったがいざ出発
10秒おきに「ヤバイ!めっちゃ進む!」「やばい!超楽しい!」を連呼する先輩
それだけで組んで良かったと思うし今日アテンドの約束してよかったと思うわけ。
サイクリングロードに入ってから注意点とかを話して20㎞/h前後で進行。
こんなのんびりしたサイクリング一体何年ぶりであろうか…
途中あまりにも楽しいを連呼する先輩にサプライズをプレゼント
サイクリングロードから外れて河原のダートへご招待
先輩「これ、イッテええんか?この自転車で行ってええんか?」
僕「大丈夫です。どこでもいけますから!」
先輩「あああ!すごい!やばい!危ないあぶぶぶぶ」
僕「いける!前を見て漕げば行ける!進めばそのうち終わるから!」
振動に尻と腰と肩を痛めつけられながらも耐える先輩、笑う私
2㎞くらいの長いダートを終えたところで先輩のケツが限界を迎えたようなのでお昼。
珈琲喫茶ドンキ・ホーテへGo
https://goo.gl/maps/GDSLYhx8LPk
オシャレな木造テンポにマスターこだわりの珈琲と美味しいピザとサンドイッチを摂取
珈琲のブレンドだけで4種選べるし一杯ずつ丁寧に入れてくれてとても美味しい珈琲が飲めます。
静かやしまた行きたいですね。
食べてる間も先輩の「ヤバイ。ほんと楽しい」は止まらない。
卒業して以来真っ黒な会社で終電がエブリデイ、お客様はG.O.D、上司のパワハラが主食な生活に心を病んでいた先輩にとって自転車は楽しくて仕方がないのであろう…涙がこみ上げてくる。
帰りは「楽しい、尻が痛い」に発言が変わったけどまだまだ 楽しさ>尻の痛み
とは言え飛び出た腹がサドルにケツを押し付け続けて尻が痛くなるのは理解ができるのでちょっとショートカットを挟みつつ、また騙して短いダートを入れつつ無事に56㎞を走破。
疲れて尻も痛いはずの先輩のいい笑顔、僕も嬉しくてたまりませんね。
先輩の自転車のポジション等を調整して今日は解散。
月1回くらいはアテンドライドして楽しんで貰おうと思う。