SKP Minutes

忘れないようにやったこと、やりたいこと等を書く

レース翌日にどこも痛くない日

シクロクロス東京参加してきました。

毎年翌日は身体バッキバキで死にかけてるわけなんやが今年は元気。

朝から洗濯してご飯作ってプリキュア見てなんて感じで元気。なぜなのか。

先に結論から言うと、この日心が完全にへし折れてそのまま爆発四散する瞬間を味わってレースしなかったわけですよ。それはもう還付なきまでに。

レース中のトラブルは一回は耐えれても二階は無理やな。

これより下は雑記なので気が向いたら読むとよい。有意義なことは書かれていない。保証する。

今シーズン中盤からジワッジワッと調子が上がってきたきがするのそこそこいけるんではないかと思ってたワケ。ちょっとだけ。ほんま、ちょっとだけな。

スタートは四列目のイン側から二列目

ピストル合図で飛び出して砂浜へ。ガチャるのはわかってたからアウト側から前に出てシケインの方へ。

身体の調子は悪くないし林間セクションも前方の落車とか冷静に見て自分のラインを決めて走れてたのでエエゾエエゾとロングサンドセクションへ。

ランは遅いのわかってたら自分のペース。

乗れるラインまで気合で走って乗車。

しかし乗るのが難しいんだなこれが…ラインのトレースが下手なのとパワーがなさすぎて泣ける。

海に沿って大きく左に曲がった先で横の人が自転車を担ごうとした時、その人のペダルが僕のフロントホイールに吸い込まれていくのが見えて(ああああおやめください!そこはなりませぬ!)と声に出そうと思ったけど聞こえてきたのは『バキンッ!』

スポーク折れちゃった。

リムブレーキやからスポーク破断即ち戦闘続行不能。予備機材無し。レース終了です。一周もしてへんのに!

気持ちがぷっつり切れて停止

一周すらできなかった絶望感どえらいもんやけど真っ白になった頭で計測の都合上ゴールラインまでは行かなければいけんと考えてた。計測やってた経験が生きた。(生きたのか?)

意識を取り戻して歩きはじめたら、後ろからバンバン抜かれて結構前におってもったいないやんけ…

そしたら横からドンマイさんが駆けつけてくれてスポーク折れて予備機材もないですって伝えたら「バイク用意しようか?」の一言。

終わったかと思った自分のレースがまだできるかもしれない。

そう思って「お願いします」と伝えてピットまで走る。

切れた気持ちが辛うじて繋がってくのを感じる。

ピットでドンマイさんの愛車クロケットを受け取って遥か彼方のライバルを追いかける。

とにかく全力でプッシュ。応援と自転車貸してくれたドンマイさんの好意に応えたい。

林間区間で時間差スタートのジュニアとC2の最後尾あたりを捉えて一人二人三人とパス。

2周回くらいしたところで林間区間最奥のヘアピンの途中で『バカン!』って音とともにトラクションがスコーンと抜けてスリップ。 根っこでも踏んだか?

立ち上がってまだ行けると乗ったらペダルが重い。回らない?

異常事態を感じたらまずはペダリングをやめて停車がモゲを避けるキホンのキ

ドライブトレインを見たら既にモゲてました…

ハンガーがポッキリ

ディレイラーは無事に見える。

前は離れていってしまう。抜いた人にも抜かれる。

が、それどころではない。

借りたものを壊してしまう最高のやらかしをした事による絶望感で一度目とは比較にならないくらい凹む。

とはいえレース中なので最後まで走るのが本気で遊んでる者の努めや!!と担いで走り出そうとしたけどもうそんな気力は完全に霧散してしまってた。

本当にもう何も何も終わってた。

最後の砂浜をトボトボ歩きながら後ろからくる人たちの邪魔にならないようにゴールに近づいていく。もう笑いしかでんわな

大木さん本人からラップしていただくときにC2の先頭を走ってること教えて貰う。

背中を見ながらぼんやりと(また一人強い人が上に行くなぁ。トラブル無く走れていたら自分はどこまで行けたのだろうか)なんて考えてた。考えても仕方ないけど考えてまうよね。だって歩いてるだけで暇だから。

最後のフライオーバー前でやまぞうさんから「飛べ!」と言われたのでチョケたがりの気持ちがムクリと起き上がりダッシュからフライオーバーでクロケット担いだまま大ジャンプ、そしてゴールラインまで力なく走りきった。

それでも最後まで走りきったのはドベに落ちても応援してくれた家族、友人、観客のおかげであり、リザルトの自分の名前の横にDNFの三文字をつけたくなかった意地みたいなもん。(でも走るわけではない)

二年連続フルラップならず。

悔しくてたまらん。

もうシクロクロスなんてやめるのだ!

ゴールの先では疲れ果てた選手たちとその奥に大木さんを囲むよく知った顔が集まってたけどすぐにそこに入るのはようせんやった。

ドンマイさんを見つけで全力の謝罪。

機材の修理が次のレースに間に合わなかったらどうしよう…ポプラドを使っていただこうか…どうしようどうしよう…

やっぱりシクロクロスはやめません。